稲葉“爽やか”は斎藤に譲り、来季は“ドロドロ”

[ 2010年11月30日 06:00 ]

斎藤ばりの青いハンカチを手に会見した日本ハムの稲葉は「偶然、青だった」と照れ笑い

 爽やか禅譲?日本ハム・稲葉が札幌市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、5000万円ダウンながら2年契約の年俸2億円プラス出来高でサインした。

 会見では06年夏の甲子園で「ハンカチ王子」として大旋風を巻き起こした、ドラフト1位の早大・斎藤を意識したかのように青いハンカチを用意。清潔感のある香水をつけてプレーするなど、その爽やかなイメージから女性ファンからも人気の高い稲葉だが「“爽やかさ”も世代交代。来年からオレは“ドロドロ”でいく」と笑った。
 「(中田)翔もスターだけど、(斎藤は)別の種類のスター。新庄さん以来の全国区じゃないかな。あんなに人間のできた22歳はいない」と稲葉。「でも、絶対に何かある。例えば物凄く甘えん坊とか。そこを暴きたい」と笑顔で話すなど、主将として1日も早くチームになじませたい考えだ。
 そんな斎藤に「爽やかさ」は譲っても、ベテランの存在感はチームに必要不可欠。節目の2000安打まであと158本。稲葉は「球団は2年契約で記録を後押ししてくれた。なんとかチームを立て直し、1年で達成したい」と力を込めた。

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2010年11月30日のニュース