年俸3億円か6億円か…岩隈破談のウラにあった“認識の違い”

[ 2010年11月22日 09:22 ]

ア軍の目的はライバル妨害?初交渉翌日に決裂していた

岩隈 交渉決裂を暗に肯定「みたいですね」

星野監督 エース残留にニヤリ「うれしいニュースが…」

落札金12億円支払われず…楽天 今後の補強に影響も

戦力として評価されたい…メジャーは来オフFAで

ア軍と決裂!岩隈 楽天残留…応札→破談は初のケース

 【岩隈 楽天残留】アスレチックスとの契約交渉が不調に終わり、今オフの移籍を断念した楽天・岩隈。交渉が決裂した理由は、岩隈サイドとアスレチックス側の認識の違いにある。

 ア軍は独占交渉権獲得のために使った応札額1500万ドル(約12億4500万円)も獲得費用として考えた。つまり、条件提示と合わせ、4年総額3000万ドル(約24億9000万円)、年平均750万ドル(約6億2250万円)を「岩隈の評価」とした。しかし、楽天に入る応札額と、岩隈が実際に手にする額は違う。年平均350万~375万ドル(約2億9050万~約3億1125万円)の条件提示は、今季年俸が3億円(推定)の岩隈にしてみれば現状維持の評価。近年、メジャー移籍した先発投手はすべて日本最終年の年俸から大幅な上積みを勝ち取っており、年平均800万ドル(約6億6400万円)以上を求めたとみられる岩隈サイドにとって、ア軍の提示した条件は受け入れられるものではなかった。

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2010年11月22日のニュース