マー君 来季はナイター登板増やしたい!

[ 2010年11月22日 06:00 ]

Kスタ宮城でトークショーを行った田中

 サンデーマー君は返上、夜王返り咲きだ!楽天・田中が21日、Kスタ宮城で今季の年間シート購入者を対象としたイベントに参加。来季はナイター試合の登板数を増やしたい意向を強く訴えた。

 今季は全20試合に登板。日曜日に初登板した3月21日オリックス戦(京セラD)を皮切りに中6日で回ったため、デーゲームの日曜日登板が18試合と偏った。そのため「サンデーマー君」と呼ばれたが、田中本人は「デーゲームよりもナイターのほうがいい」と熱望。その理由を「(打者から見たら)球が速く見えるらしいんです。暗いから」と説明した。
 直球の最速は155キロ。特に本拠地・Kスタ宮城など屋外球場のナイターなら、その直球がデーゲームよりも速く見える。車の運転で夜は視界が狭くなるのと同じ理屈だ。自己最多の15勝を挙げた昨年はナイトゲームに24試合登板し、デーゲームはわずか1試合。昼夜逆転してしまったプレーサイクルを、昨年の形に戻したい考えでいる。
 今季は2度の故障で約2カ月戦列を離れ、11勝にとどまった。チームも最下位に沈み「昨年は2位で期待が大きくなった年に裏切って申し訳ない」と集まったファンに謝罪。そして「来年は勝ち星どうこうではなく、1年間健康な体で投げ抜くことが目標。新体制の星野監督のもと優勝を目指す」と誓った。
 06年夏の甲子園決勝で延長再試合を戦った早大・斎藤が日本ハム、同じ早大の大石も西武に指名され、同い年の好敵手がパ・リーグに集まる。「ドラフトは気になってドキドキしながら見ていました。同世代がたくさん来るのでみんなで野球界を盛り上げていきたい」。マー君世代と呼ばれるために。夜王・田中が高い壁となってライバルの前に立ちはだかる。

続きを表示

2010年11月22日のニュース