中日、痛い黒星…継投の勝負で完敗

[ 2010年9月20日 22:30 ]

 【中日3―4ヤクルト】中日は勝てばクライマックスシリーズ進出が決まる試合をものにできず、21日から直接当たる2位阪神に重圧を懸けることができなかった。

 今季2勝7敗となった苦手神宮での3連戦を「1勝2敗なら最低限の結果か」と問われ、落合監督は「そう思わないとしょうがない」と疲れをにじませた。
 3―1とリードを広げた四回に、先発ネルソンが歩かせた先頭打者に生還を許した。ネルソンは五回も先頭打者からの連続四球でピンチを招いた。相川の適時打で同点とされたところで右腕をあきらめたが、小林正と平井が後続を断てずに3―4と逆転された。
 ヤクルトは六回から4投手を送り出して1点のリードを守りきった。中日は六回から八回まで毎回出した走者をかえせず、逆に得意とする継投を鮮やかに決められた。指揮官は「こんな展開じゃ使えないだろ」と高橋、浅尾、岩瀬の救援陣3人の出番を封じられた完敗を認めた。痛い黒星だが、本拠地での首位攻防戦を前に、救援トリオを温存できたと前向きにとらえるしかない。

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2010年9月20日のニュース