松井秀 落合上回った「甘い分だけちゃんと打てた」

[ 2010年9月20日 09:09 ]

レイズに快勝し、笑顔のエンゼルス・松井秀

 エンゼルスの松井秀喜外野手は19日、セントピーターズバーグでのレイズ戦に「4番・指名打者」で出場し、4打数1安打1打点だった。内容は三ゴロ、遊ゴロ、右中間二塁打(打点1)、二ゴロで打率は2割7分。チームは6―3で勝った。

 右足を踏み込んだ松井秀の体勢が沈む変化球に対して崩れかけた。だが、8月半ばからの好調を支える足腰は踏ん張りが利く。回転を遅らせながらバットに乗せ、右中間を深々と破る適時二塁打とした。
 5回1死一塁からの一撃で日米通算1565打点とし、プロ野球歴代5位の落合博満の数字を1つ上回った。「甘い分だけちゃんと打てた」と淡々としていたが、「全体的にかなりいい球を投げていたと思う」と評したニーマンを降板に追い込む一打となった。
 東地区でヤンキースと優勝を激しく争うレイズに勝ち越し、ここ10試合で7勝目。20日から地元に迎える首位レンジャーズは10・5ゲーム差と背中は遠いが「まだ(対戦が)7試合ある。いい試合ができればいい」。軽やかな足取りで北米大陸横断の旅に向かった。(共同)

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2010年9月20日のニュース