逆転勝ちのソフトバンク 優勝への可能性開く3連勝

[ 2010年9月20日 20:54 ]

 【ソフトバンク5―4西武】ソフトバンクは過去2戦と同様に一回に先制を許した。負けは許されない西武との最終戦。小久保は「3点取られたけど、やられている感じはしなかった。(西武の)中継ぎが弱いのは分かっていた」と明かす。すべて逆転勝ちで3連勝し、優勝への可能性を開いた。秋山監督は「3試合ともしびれたね」と声を絞り出した。

 先発ホールトンが2回で降板しても、後を受けたブルペンが試合を崩さない。一、五回に1点ずつを返し、相手に心理面で重圧をかけた。
 逆転は2―4の六回。無死一、二塁から多村の適時打で1点差に迫ると、石井一が負傷でマウンドを降りる。ペタジーニが2番手の岡本篤から四球を選んで無死満塁とし、2死となったが代打オーティズが初球を中前にはじき返した。「チーム一丸でやっている。ベンチの中で誰もあきらめていない」。3試合連続で先発を外れたオーティズが誇らしげに言った。
 0・5ゲーム差の2位ながら、23日に西武が敗れ、ソフトバンクがロッテに勝てば優勝マジック2が点灯する。「あと三つ全部勝つつもりでやる」と小久保主将の気合は十分。7年ぶりの優勝へ向け、一度は止まったはずの時計の針が急ピッチで動き始めた。

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2010年9月20日のニュース