禁欲生活だ!金泰均がピアス、夜食、恋人を封印

[ 2010年1月9日 06:00 ]

<ロッテ キム・テギュン自主トレ>ピアスを外しマリン球場での自主トレを行ったキム・テギュン

 ロッテの新外国人、WBC韓国代表4番の金泰均(キム・テギュン)内野手(27)が8日、千葉マリンで本格始動し「3禁」を掲げた。日本での成功に向けて封印するのは(1)ピアス(2)夜食(3)恋人――の3つだ。

 再来日した5日はサングラスにピアスを両耳に着けて“幕張の番長”といったムードを漂わせていたが、この日はピアスを外して優等生モード。西村新体制で身だしなみを厳しく指導する球団方針に従い「練習、試合では着けない。外国人だから特別とかは考えない。日本人のルールがあれば従います」とあっさり脱・番長を宣言した。
 球団発表を10キロオーバーする体重110キロも来日時とは一転して気にするそぶりを見せ、キャンプインまでに5キロ、開幕までには10キロの減量を約束。韓国時代は「おなかがすいたら出前でチキンやピザを食べていた」という夜食も封印する覚悟で、関係者によると好物の焼き肉も来日後は控えているという。食事面を含め生活をサポートする恋人が必要ではないかとの質問には「野球をしにきているので彼女は考えていない。自然にできればいい」と言い切った。
 覚え立ての日本語「しんどい」を連発するなど大粒の汗を流した本格始動。約3カ月ぶりのティー打撃も敢行し右打席で98スイング、左打席で23スイングを披露した。まだ腹部周辺は余裕があるものの、安定した下半身の力強さ、粘りは目を引く。禁欲生活の苦しみを力に変え、新大砲が本来の力を見せつけていく。
 <球団がストレス軽減へ全面サポート>禁欲生活を宣言した金泰均のストレス軽減へ球団が全面的にサポートする。千葉市内の住居には専属通訳、トレーナーも同居。韓国語のテレビ番組も衛星放送などで見られるように設備を整えている。「来日前は言葉や食事の問題、友人がいないことなど不安もあったが球団がサポートしてくれるので問題ない」と話しており、ホームシックの心配はなさそうだ。

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2010年1月9日のニュース