坂本自主トレ公開“ガッツ流”でリスト強化だ!

[ 2010年1月8日 06:00 ]

<巨人・坂本始動>練習中、笑顔を見せる坂本勇人

 巨人の坂本勇人内野手(21)が7日、川崎市内のジャイアンツ球場で自主トレを公開。“ガッツ流”で打撃強化に取り組む考えを明らかにした。

 「(手首の)リストを鍛えたい。小笠原さんのティー打撃を見ても大事だと思う。筋力トレーニングや片手でバットを振ったり」。身近にいる良き手本が坂本の理想像と重なった。豪快なフルスイングが持ち味の小笠原だが2度の首位打者を獲得するなど終身打率・317と確実性も高い。上体が崩されても並外れたリストの強さと下半身の粘りで強い打球を打つ。練習から片手でティー打撃を繰り返す小笠原を参考に、坂本もリスト強化へ取り組む方針だ。
 パワーアップにも余念はない。今季の目標は20本塁打。滝鼻オーナーが「坂本は飯をいっぱい食って骨格を太くしないと」と前日に語っていたことを知らされ「体重を(78キロから)1、2キロ増やせば飛距離も変わってくる。去年下半身を意識してトレーニングして数字が良くなった。今年も継続してやれば本塁打も増えると思う」と自信を口にした。 
 スピードにも磨きをかける。「(昨季の)盗塁が5個は少な過ぎる。15~20個は走りたい。オープン戦で失敗できる場面もある。感覚が大事なのでどんどんチャレンジしたい」と宣言。「四球を増やしてどんどんいやらしさを出したい」とリードオフマンの自覚を口にした。
 年末年始もジョギングや体幹運動を継続し、「時間がないなりに去年より動けた」と体の切れをキープ。この日のフリー打撃でもミートポイントを確認しながらマシンを相手に打ち込んだ。球界を代表するトップバッターへ。向上心旺盛な21歳の若武者に慢心はない。
 <おみくじは2年連続「大吉」>坂本が今年も野球への変わらぬ情熱を誓った。正月は京都の八坂神社に初詣。おみくじを引くと2年連続「大吉」の幸先良いスタートに「恋人も来るとか仕事も順調とか書いてありました。大吉だから悪いことは書いてないですけどね」と笑顔を見せた。報道陣から「仕事と恋はどっちが大事」と聞かれると「もちろん仕事優先です」と間髪入れずに強調していた。

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2010年1月8日のニュース