育成出身初受賞!松本「間違いじゃなかった」

[ 2009年11月11日 06:00 ]

育成枠で入団した選手として初めてゴールデングラブ賞を受賞した巨人・松本

 守備の名手に贈られる三井ゴールデングラブ賞が10日、発表された。セでは、巨人のディッキー・ゴンザレス投手(30)がセの外国人投手として史上初の受賞。同じく巨人・松本哲也外野手(25)は育成ドラフトで入団した選手として史上初の受賞となった。中日は6年連続で3選手以上が受賞、阪神は02年以来7年ぶりの受賞者ゼロ。パは73年以来36年ぶりに初受賞が6選手を数えた。日本ハムの7選手受賞は06年の5選手を更新する球団最多で、田中賢介二塁手(28)の4年連続受賞はパの二塁手としては西武・辻(88年から7年連続)以来。表彰式は30日に行われる。

 巨人・松本が、育成ドラフトで指名を受けた選手としては初となる受賞を喜んだ。レギュラーに定着した3年目の今季は、規定打席には到達しなかったが主に「2番・中堅」で129試合に出場し、打率・293をマーク。「積極的なプレーを心掛けた。そこを見てもらえた。評価されてうれしい。開幕の時には想像もできなかった。(来年も)今年と変わらず全力プレーを続けたい」と喜びを口にした。
 印象に残るプレーには6月6日の日本ハム戦(東京ドーム)で、1点差の場面で二塁走者の稲葉を本塁で刺したプレーを挙げた。「(課題は)たまに判断を迷ってしまう時がある。球場によっても打球の伸びが違うし、どこでも全力でプレーできるようにしたい。育成の時は苦しい時もあったけど、間違いじゃなかった」と振り返った。

続きを表示

2009年11月11日のニュース