“空き番”だけと…ロッテ 斎藤佑に“エース待遇”

[ 2009年11月11日 06:00 ]

 ロッテが来年ドラフトで1位指名を決めている早大・斎藤佑樹投手(21)に背番号18を用意する。

ロッテ歴代ドラフト1位と主な指名選手(平成)

ロッテ歴代ドラフト1位と主な指名選手(昭和)

 今オフ、10年間18を背負ってきたエース清水が横浜にトレードで移籍。空き番号となったが球団関係者は「今オフ、18番に変更する選手はいない。うちは来年のドラフト1位で行く斎藤に18番をつけさせたい」と明かした。
 斎藤は競合確実な来年ドラフトの目玉。ロッテではスカウト全員の意見を集約し、他の11球団に先駆けて早大・応武監督に1位指名の意向を伝えている。加えてかつて伊良部らもつけていた背番号18を用意することでエース級の期待で迎え入れる準備があることをアピールし、最大限の誠意を示した形になる。
 ロッテ先発陣の背番号は渡辺俊の31、小林宏の41、小野の29がファンにも定着。若きエース候補も成瀬が17、唐川は19、大嶺も1と、それぞれが納得する番号をつけており、あえて18に変更する必要がないのも事実。ドラフトで交渉権を獲得したと同時に背番号18も提示できるよう、1年間は空き番号として“金の卵”のために取っておく。

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2009年11月11日のニュース