G大田抜てき!日韓CSメンバー入り

[ 2009年11月11日 06:00 ]

一軍に合流し、小笠原道大(左)のアドバイスを受けながらノックを受ける大田泰示

 巨人のルーキー・大田泰示内野手(19)は10日、14日に韓国・KIAと対戦する日韓クラブチャンピオンシップ(長崎)のメンバー入りが決まった。

 大田はこの日、川崎市のジャイアンツ球場での1軍練習に合流。打撃練習では左翼後方にある高さ30メートルの防護ネット上部にぶち当てる140メートル弾を2発放つなど、同組の坂本に負けない飛距離とパワーを披露。「坂本さんの方が打球の軌道は上。でも飛ばす力は負けたくない」と話す若武者に、見守った原監督は「正しい時間を過ごしている。チャンスがある試合になるか分からないが、戦力として連れて行きます」として、アジアNo・1を決める大一番への帯同を決めた。
 高卒1年目の今季は6月17日から14日間、登板機会がない投手との入れ替えで1軍登録された。経験を積ませる意味合いが大きく、公式戦3試合の出場では1打数無安打とアピールすることもできなかった。しかし2軍では打率こそ・238も17本塁打、56打点と持ち前の長打力をアピール。6月30日以来の1軍となったこの日の練習では三塁守備に就き、小笠原から捕球技術を伝授される場面もあった。前夜に1軍合流を聞いたという大田は「日本シリーズを見て、あの中でプレーしなければプロとは言えないと思った。力になりたい」と意欲的に語った。
 シーズン中での昇格とは違い、今回はアジア一がかかった一発勝負。ラミレス、ゴンザレスら外国人主力も参戦するガチンコ対決でのメンバー入りに「安打を打てば来年にもつながる。いい印象を与えれば、開幕1軍もある」と大田。今季最後の大一番で、1年の集大成を見せる。

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2009年11月11日のニュース