横浜“尾花監督”で若林オーナー、巨人に直談判

[ 2009年11月10日 06:00 ]

尾花コーチの監督招へいについて、異例の巨人球団事務所で会見する横浜・若林オーナー

 横浜の若林貴世志オーナー(67)が9日、都内の巨人球団事務所に滝鼻卓雄オーナー(70)を訪問し、尾花高夫投手総合コーチ(52)を来季監督に招へいしたい意向を伝えた。

 尾花氏も同日に辞任を申し入れ、巨人側が了承したことで、近日中にも「横浜・尾花監督」が誕生する。
 若林オーナーは巨人の球団旗が外された球団事務所で会見。「尾花さんは巨人と契約しているコーチだし、迷惑をかけた」と異例の直談判に踏み切った理由を説明した。横浜は2年連続最下位に低迷し、投手陣の立て直しが最重要課題。「まず投げることをゼロから鍛えていかないとまずい。投手を指導できる人はいないかといろいろ見た結果、尾花コーチだった。コーチとしての経験を買った」と白羽の矢を立てた理由を語った。
 尾花氏は来季まで巨人との契約が残っていたが、ヘッドハンティングで迎えるだけに球団フロントも最大限の誠意を尽くす。「金銭だけでなく、球団の来年以降の方針を彼に伝え、理解していただければ契約してくれると思う」。3年以上の長期契約も検討しており、尾花氏にチーム再建を託す。

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2009年11月10日のニュース