日本人右打者通算最高打率!和田が落合超え!

[ 2009年6月22日 06:00 ]

<中・オ>1回、中日1死、和田は中越えに満塁本塁打を放ち、チビッ子ファンに迎えられる

 【中日8―3オリックス】先制パンチというには強烈すぎる中日・和田の一振りだった。初回1死満塁。2連続四球を出した直後の平野の初球、外角低めへ逃げるスライダーだった。「真っすぐを狙っていて泳ぎ気味だったが、インパクトで強くボールに入れた」。和田ならではのバックスピンがよく効いた打球は一直線に伸び、野手があぜんとして見送るうちにバックスクリーンに飛び込んだ。ボールがフェアグラウンドに跳ね返ってきたため一度はインプレーと判定され、「僕もホームランだと思って足を緩めたんですけど、みんなが必死で走っていたんで。“あれっ”て感じでしたね」と苦笑した。

 この打席で通算打率ランク算出の最低ラインとなる4000打数に到達。この日は3打数1安打で終わったが、通算・315で落合監督を抜いて日本人の右打者通算最高打率に躍り出た。
 24試合を戦った交流戦では打率4割、7本塁打。本塁打は早くも昨季のシーズン16本塁打を超えた。チームも呼応するように勝ち星を伸ばし、貯金は4月以来の3に。「いい数字は残せたが、交流戦で終わりじゃない。(巨人を)追いかけていかないといけない」と、力強く反攻を誓った。

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2009年6月22日のニュース