珍事…レイズ先発投手「3番」適時二塁打

[ 2009年5月19日 06:00 ]

 【レイズ7―5インディアンス】レイズの先発ソナンスタインがインディアンス戦で「3番」に入るハプニングがあった。レ軍がメンバー表に3番のロンゴリアと5番のゾブリストをともに三塁手として記載し、メンバー表を提出。1回表終了後、イ軍のウェッジ監督の指摘を受け、審判団はスタメン表にDHがいない時点でDHを放棄したと判断。すでにゾブリストは1回表に三塁についていたため、ロンゴリアの出場を取り消し、ソナンスタインが「3番・投手」に。ア・リーグの本拠試合では76年以来の投手の先発出場となった。

 試合はそのソナンスタインが4回2死二塁からこの回5点目となる左越え適時二塁打を放った。「フェアかファウルかも分からず、一生懸命走ったよ」と笑う右腕に、マドン監督は「自分のミスを選手がよくカバーしてくれた」と頭を下げた。
 過去には99年7月22日にインディアンスがブルージェイズ戦でマニー・ラミレス(現ドジャース)をDH、アレックス・ラミレス(現巨人)を右翼としながら、右翼にマニーが入るミスでDHを放棄した例があるが、ハプニングを乗り越えての1勝で勝率5割にあと1。4回に左前打した岩村は「とにかく1試合1試合。やることは変わらない」と話した。

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2009年5月19日のニュース