さあ交流戦!坂本首位打者へ“突パ”するぜ

[ 2009年5月19日 06:00 ]

新千歳空港にマスク姿で到着した坂本勇人

 導入5年目となる「日本生命セ・パ交流戦」が19日から始まり、両リーグの首位対決となる日本ハム―巨人(札幌ドーム)など計6試合で幕を開ける。現在打率・361で、初のタイトル獲得を目指す巨人・坂本勇人内野手(20)にとってもここが正念場だ。

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交流戦ライバル宣言


 坂本は交流戦を自然体で乗り越える。昨年は24試合で打率・209と苦しんだが「交流戦だからといって特に何かを変えることはしません。相手よりも打席での自分のチェックポイントを重要視していきます」と意気込みを口にした。
 今季は開幕から好調を維持している。打撃フォームが安定し、ウエートトレーニングで体も強化されたことが結果につながっている。38試合で147打数53安打、打率はリーグトップの・361をマーク。「今は球が良く見えている」と自らも手応えを感じている。
 交流戦では普段当たらない投手をどう攻略するかがカギを握る。だが、坂本は今季、初対戦投手相手に13打数4安打、打率・308をマークしている。「3割も打っていますか?全然知らなかったです」と驚いたが、甘い球をミスショットしない結果だ。「初対戦で打つ秘けつなんてないです。あったらみんな打っちゃいますよ」と言いながら、阪神・ジェンとの初対戦では始動を早め左足を上げる時間を長くしてタイミングを取るなど、工夫も凝らしている。
 交流戦の楽しみについては「西武の岸さんと対戦したいです。日本シリーズではばく然と球を見てしまったので、あのカーブをしっかり見てみたい」と話した。自身2度目の交流戦。パの難敵投手を攻略すれば、巨人の右打者では71年の長嶋(現終身名誉監督)以来、38年ぶりの首位打者の道も開けてくる。

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2009年5月19日のニュース