福留の好調の陰に…元中日コーチの指導があった

[ 2009年5月19日 16:54 ]

 米大リーグの公式ホームページが18日、カブスの福留を中日時代の打撃コーチで野球評論家の佐々木恭介氏が訪ねたエピソードを紹介した。

 近鉄時代に首位打者のタイトルを獲得している佐々木氏は、17日のアストロズ戦前の“早出特打ち”で福留のスイングをチェック。アストロズの松井稼を指導した際、ボクサーの動きをまねるなど、ユニークな指導法は、米国の記者たちの興味を引いたようだ。
 福留は、大リーグ1年目の昨季は、後半戦で2割台前半の打率に低迷したが、今季は好調。佐々木氏は「(2年前に手術した)右ひじの状態がよくなりスイングに支障がなくなった。積極的に見えるようになったのもそれが理由」と分析した。
 佐々木氏によれば、福留はその能力を十分に発揮しているとはいえないという。「メジャーの投手をさらによく知るために、もう少し時間が必要」と話している。
 1995年のドラフト会議で、近鉄監督の佐々木氏が福留を1位指名した。抽選で交渉権を引き当てたが、福留は入団を拒否。その後中日で選手とコーチとして再会した2人は、二人三脚で打撃を追求してきた。佐々木氏は、7月にも再渡米する予定だ(共同)

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2009年5月19日のニュース