日ハム打線墓穴掘った“必勝マー君対策”

[ 2009年4月30日 06:00 ]

 【追球・日本ハム1―2楽天】皮肉にも“田中対策”が開幕4試合連続完投勝利をアシストする結果となってしまった。

 日本ハム打線は田中の前に4安打1得点。四球もわずか1個とあって、試合後の梨田監督は「淡泊と映っても仕方ない。追い込まれてから低めのフォークやスライダーを意識していたら何もできないからね」と苦笑いを浮かべるしかなかった。
 試合前のミーティングでナインに指示したのは“早打ち”だった。事実、全33打席中16打席で打者はファーストストライクに手を出した。しかし、安打に結びついたのは2回、坪井の右中間二塁打のみ。3、4回の攻撃はともに5球で終了し、逆に7回の打者5人はすべてファーストストライクを見逃した。
 追い込まれたケースは全部で19打席あり、結局11奪三振。「(早いカウントでも)田中のコントロールがよかった」と福良ヘッド。早打ちすれば凡打、待球すると三振…。手の打ちようもない悪循環にハマってしまった。

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2009年4月30日のニュース