松井秀、走者一掃の二塁打!9戦連続H

[ 2009年4月30日 10:19 ]

タイガース戦の4回、走者一掃の二塁打を放つヤンキースの松井秀

 米大リーグ、ヤンキースの松井秀喜外野手は29日、デトロイトでのタイガース戦に「4番・指名打者」で出場、2打数1安打3打点3四球だった。4回2死満塁の好機で迎えた第3打席で左越えに走者一掃の二塁打を放ち、9試合連続安打。第1、2打席は四球、第4打席は遊飛、第5打席も四球で、打率は2割9分5厘。

 ヤンキースは7点リードで迎えた9回に救援投手が打たれて5点を失ったものの、8―6で逃げ切った。

 ヤンキースの「4番・松井秀」が、今季初の2試合連続タイムリーで、今季1試合最多の3打点の活躍。チームを連勝に導き、ジラルディ監督にヤンキース通算100勝目をプレゼントした。
 4―1の4回2死満塁。打者一巡したこの回2度目の打席で、左翼フェンスを直撃する走者一掃の二塁打。変則的な左横手投げのラパダの外角速球をひきつけてはじき、「いい感じで逆方向に打ち返せた。体が開いたらあそこまで飛ばない」。4番としてこの回一挙7点の猛攻を演出した。
 チャンスメーカーにもなった。0―1で迎えたこの回、先頭打者として先発ポーセロから第1打席に続いて四球を選んで出塁。1死後、ポサダの打席でエンドランを決め、スウィシャーの逆転3ランにつなげた。
 計3四球を選び、5打席で4度の出塁。打撃と走塁で打線を勢いづけた松井秀は「球を引きつけられている。余裕を持って打席に入れている」と手応えを感じている。
 ジラルディ監督は「逆方向に打球が飛ぶのはいい兆候。この遠征は素晴らしかった」と4番を褒め、ヤンキースでの100勝目に「マツイも打ったしいい勝利になった。1年で100勝したいね」とうれしそうだった。

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2009年4月30日のニュース