巨人が連敗止める!小笠原4安打5打点

[ 2009年4月30日 18:09 ]

1回巨人無死一、二塁、小笠原が右越えに先制3ランを放つ。投手前田健、捕手石原

 【巨人7-4広島】追い込まれた強力打線がやっと目を覚ました。巨人は打線の奮起で勝ち、連敗を3で止めた。

 前日まで3試合、27イニング連続でスコアボードに「0」が並んだ。あと4イニングで不名誉な球団記録に並ぶ。試合前には主将の阿部を中心に円陣を組んだ。原監督も前日に示唆した通り、上位打線を組み替えて松本と脇谷に1、2番を任せた。誰もが口にした「何とかしなければ」という言葉を現実にしようと、選手もベンチも一丸となって臨んだ。

 その気持ちは積極性につながった。1回、わずか6球で3点を先制。松本、脇谷がいずれも初球を右前へ。仕上げは3番・小笠原だ。カウント2―1からの4球目、内角直球を豪快に右翼席へたたき込んだ。「若い2人に乗せられて打たせてもらった本塁打じゃないかな。久々に自然に体が反応した」。試合中は表情をあまり変えない小笠原に珍しく笑みがこぼれた。

 同点の5回には亀井の適時打で1点を勝ち越した。6回も1死一、二塁から脇谷、小笠原の連続適時打で突き放した。終わってみれば7試合ぶりの2けた安打。勢いの付く白星で、巨人が再び前進を始めた。

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2009年4月30日のニュース