デントナ5号!木田2勝!ヤクルトの連敗5で止めた

[ 2009年4月28日 20:59 ]

8回、勝ち越し2ランを放ったデントナ(4)を迎えるヤクルトナイン

 【ヤクルト4―2中日】ヤクルトが連敗を5で止めた。2度リードして追いつかれたが、8回1死二塁からデントナの5号2ランで突き放した。継投で逃げ切り、3番手の木田が2勝目。中日は内野守備が乱れて朝倉の足を引っ張り、打線も3安打に終わった。

 ≪妥協なき投手リレー≫ヤクルトがようやく連敗を5で止めた。「ほっとだね。嫌な思いばかりしていたから」と高田監督も心底胸をなで下ろす。2度リードして追いつかれ、土壇場の9回は一打逆転のピンチ。それでもしぶとく逃げ切った。
 打の殊勲者はデントナだ。2―2の8回1死から2ランを右へ運んだ。それまでの3打席で朝倉の変化球に苦しめられたことで、逆に変化球を意識したと言う。体が開くのをぎりぎりまで我慢し、「今回はためて右方向に打てた」と自賛する勝ち越しの一発となった。
 先発の川島亮は5回を終え1失点、わずか50球と安定していた。にもかかわらず、ベンチは同点とされた6回途中で降ろした。その後も小刻みに投手をつなぎ、9回は林昌勇が、1死満塁とされながらも何とかしのいだ。これまでにはない早い仕掛けに、連敗を脱したいというチームの思いが凝縮されていた。
 福地が4試合ぶりに先発に復帰し、攻撃の形も整ってきた。「自分が出られなくてうずうずしていて、これからたまったものを吐き出したい」と福地。チームは再び勝率を5割に戻した。

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2009年4月28日のニュース