佑ちゃんの目に涙…「何か研究されている」

[ 2009年4月28日 19:41 ]

法大戦で先発したものの、4回に6失点した早大・斎藤佑

 【早大4―8法大】赤くなった目に、涙がにじむ。「調子はいつもと一緒だった」。うつむく斎藤佑は、3四球3死球と乱れた原因を厳しい表情で探った。6失点はこれまでのリーグ戦でワースト記録となり、チームは勝ち点を逃した。

 予兆はマウンドに上がった直後からあった。1、3回はいずれも四死球をきっかけに2死満塁のピンチを招いた。そして4回、初安打を許すと一気に6長短打を浴びた。打者一巡。高めに甘く入った球を狙われ、なすすべがなかった。通算6敗のうち半分が法大戦だ。迷いなく振ってくる相手打線を見て「何か研究されていると感じた」と明かした。
 「うーん、5つも6つも(四死球を)出す投手じゃないんだが…」。応武監督は思案顔で「自分の力で立ち直ってほしい。それが3年生の役割。任せているんだから」と復調に期待する。
 チームには2連覇が懸かる。区切りの通算20勝到達も2戦足踏みし、斎藤佑は「だいぶ長引かせてしまった」と不本意な様子だ。次週の立大戦でエースの誇りを取り戻せるか。

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2009年4月28日のニュース