不運?左飛が追い風に乗って…それでも制球甘かった川上

[ 2009年4月27日 08:58 ]

レッズ戦の5回途中に8失点で降板、ベンチで肩を落とすブレーブス・川上

 【ブレーブス2-8レッズ】3連敗の現実が重くのしかかる。5回途中で8安打8失点と大きく崩れた。ブレーブスの川上は「試合をまた壊してしまった」とうなだれた。

 4回2死三塁、打球が左翼ポールぎりぎりに吸い込まれると、がっくりと肩を落とした。「打った瞬間、打ち上げてくれたかなと思った。でも、やっぱり(球が)高かった」。ブルースに速球を打たれ、先制2ランを許した。
 コックス監督も認めたように左飛になってもおかしくない当たりだった。だが、打者有利といわれる球場で風は追い風。丹念に低めを突く投球が求められた。安打を許さなかった3回までは低めに集め、ゴロでアウトを重ね危なげなかった。
 5回は、集中打を浴びて4点を失った後、ブルースに今度は変化球が甘く入り、とどめの2ランを右中間に運ばれた。「走者がいるとどうしても低めへの意識が、うまくいかなくなる」。許した安打も失点も大リーグの自己ワースト。登板4試合すべてで本塁打を浴びた。不運もあるが、生命線ともいえる制球がより繊細でなければ、思うような結果はついてこない。

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2009年4月27日のニュース