大台に滑り込み!片岡 最後はごり押し

[ 2008年12月12日 06:00 ]

1億円でサインした片岡易之

 大台に滑り込みセーフ!1番打者としてチームの日本一奪回に貢献した西武・片岡が11日、埼玉・所沢の球団事務所で契約更改交渉を行い、4300万円増の1億円でサインした。

 「死球からホームに還ってくるまでのプレーをすごく高く評価してもらった。ファンにも感動を与えたと言われた」
 2度の休憩を挟み、1時間超の交渉。片岡は「最後はごり押ししました」と300万円ほどの上積みゲットを喜んだ。最初の提示は大台にあと一歩。そこで球団との話し合いの中で話題に出てきたのが11月9日、日本シリーズ第7戦の8回の走塁だった。1点を追う場面で先頭打者として死球を受けるとガッツポーズ。続く栗山の初球に二盗を決め、1死三塁から中島の三ゴロの間に“ギャンブルスタート”で同点のホームを踏んだ。
 チームを日本一へ導いた一連のプレーで大台の1億円に到達し「気持ちよく来年を迎えられる。充実した1年だった」。3年連続盗塁王へ「来年の目標は56盗塁。世界の王超え(シーズン最多本塁打55本)です」と、これからも得意の足でガンガン稼いでいく。

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2008年12月12日のニュース