ガッカリ岸「それぐらいか、と…」

[ 2008年12月12日 06:00 ]

球団の提示を保留した岸孝之は固い表情のまま

 わずか20分間ほどの交渉で保留した西武・岸は「僕の希望と近かったらサインするつもりだったけど…。開き?多少は…」と歯切れが悪かった。レギュラーシーズンでは12勝。日本シリーズでは2勝を挙げてMVPに輝き、そのイケメンぶりも含めて全国に名を売った。球団提示は倍増をやや超える7500万円前後だったもようで「それぐらいか、と…」と岸。希望額の最低ラインとみられる8000万円にも届かず、最後まで渋い表情だった。

 新人だった昨年はチームで最初に交渉に臨み、2100万円増で更改。しかし、その後に同じルーキーの楽天・田中が4500万円増でサインしたこともあって「去年は少なからず(一発サインに)後悔があった」という。「今年は納得いくまで考えたい」という岸は、V旅行先のハワイでも他の投手陣と情報交換する予定。日本一の恩恵を手にするためにも、そう簡単には譲れない。

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2008年12月12日のニュース