王さん 現役監督“指名”は「苦しい選択」

[ 2008年10月27日 16:42 ]

 王貞治コミッショナー特別顧問は「現役監督で大変だと思うが、ぜひやってほしい」と何度も口にし、巨人・原監督のWBC日本代表監督就任を願った。

 ―会議の中身は。
 「ユニホームを着ていない人たちの中から適当な候補が出てこなかった。キャリアとか実績とか、年数的なことを含め、若々しく、元気のいい原監督の名前が出た。コミッショナーから出た」
 ―原監督に要請を決めた理由は。
 「常にプレッシャーがかかった中での戦いに慣れている。実績的には日本一になっているし、今年も大逆転している。号令をかける立場として選手も聞く耳を持つ」
 ―なぜ要請段階で名前を公表したのか。
 「透明性を出してやった方がいい。ここで名前を出さなかったら、何のために集まったのかと怒られる」
 ―原監督にアドバイスすることは。
 「読売関係者のみなさんの了解がないとできないが、ぜひ受けてほしい。彼も球界のためという意識を持っている。苦しい選択ですよ、現役の監督にやってもらいたいと依頼するのは。でも、それは理解してもらえるんじゃないかな」

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2008年10月27日のニュース