4番ハワード 大舞台で2本塁打5打点

[ 2008年10月27日 16:20 ]

 【フィリーズ10―2レイズ】4番ハワードが2本塁打の活躍。フィリーズが28年ぶりの世界一に王手をかけた。2―1の4回1死一、二塁。左翼席へ運んだ2試合連続本塁打となる3ランは、相手のミスでつかんだ好機を生かし、一気に流れを引き寄せた。

 外角の変化球を左へ運ぶ技ありの一打で勢いづくと、8回には変則左腕ミラーから右へダメ押しの2ラン。ワールドシリーズ6年ぶりの1試合2発で5打点を挙げ「ワールドシリーズで2本塁打なんて十代のころの夢。それでチームが勝ったんだから最高の気分さ」。
 2006年のナ・リーグMVP。今季は48本塁打、146打点で2度目のリーグ2冠に輝くも、ポストシーズンは不振で地区シリーズ初戦から11試合本塁打なしだった。
 24日の練習日、マニエル監督の「野球は反復。練習あるのみだ」との言葉を受け、全体練習後に室内で特打。第3戦でソロ本塁打してきっかけをつかんだ。このシリーズは無安打が続くレイズの4番ロンゴリアとは対照的な存在感。3勝1敗で迎える第5戦に「本拠地で決めるチャンス。気を引き締めていく」と話した。(共同)

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2008年10月27日のニュース