マニエル監督“日本流特打ち”敢行

[ 2008年10月26日 06:00 ]

練習中に選手と話すフィリーズのマニエル監督

 フィリーズのマニエル監督が“日本式猛練習”でタイムリー欠乏症を解消する。2試合で得点圏は28打数1安打(打率・036)。対策を問われると「もっと打つことだ!」と力説した。チームは午前5時に地元に戻り、午後から約2時間の練習。不振のハワードやロリンズらが特打を敢行した。指揮官はヤクルトと近鉄でプレーした日本での経験談を披露し「最初は疲れたけど、2時間も打ち続けられるようになると体が強くなった。日本では疲れた時こそ、何かをつかめると田口が言っている」と熱弁。田口も「顔を合わせたらレンシュウ、レンシュウと言ってますから」と苦笑いしていた。

 ≪モイヤー「この時を待っていた」≫45歳でシリーズ最年長デビューとなるフィリーズのモイヤーの前日会見は祝福ムードに包まれた。22年間でマリナーズなどメジャー7球団を渡り歩いたが、出身はフィラデルフィア近郊。前回フ軍が世界一になった80年は高校を抜け出し、パレードに駆け付けたほどで「この時を待っていた。故郷でこの舞台に立てるなんて最高だ」と感慨深げに話した。今季は5年ぶり16勝を挙げ、防御率3・71と完全復活。ポストシーズンでは2連敗中だが、地元の大声援をバックにシリーズ史上最年長勝利を狙う。

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2008年10月26日のニュース