ダウン提示拒否!ウッズ 退団濃厚

[ 2008年10月26日 06:00 ]

<巨・中>6回、ウッズは左中間ホーマーを放ち、ナインに迎えられる

 CS第2ステージで敗退した中日の主砲、タイロン・ウッズ内野手(39)が今季限りで退団することが25日、濃厚となった。ウッズは試合後、来季の契約について「減俸?300万ドル(約2億8200万円)なんてバカげてる。オレは今、700万ドル(約6億5800万円)もらっている。オレにもプライドがある。他のチームで?それも金次第だ」とした上で「来年のことは分からない。年俸次第だ」と言い放った。

 今季は35本塁打、77打点と来日6年目で最低の成績。球団側は当初、守備の不安や来年で40歳の年齢、体力の衰えなどを考慮して今季限りでの解雇を検討していたが、CS7試合で5本塁打の活躍に球団内で「新外国人選手獲得よりウッズと契約する方がいい」という意見が噴出。再検討し、単年契約で年俸300万ドルをベースに残留交渉する方針を固めたが、これをウッズは拒否。この試合でも6回、左中間席後方の看板を直撃する超特大アーチを放って「まだやれる自信もある」とパワー健在を強調した。
 27日の帰国後に代理人と行われる残留交渉が決裂するのは必至。退団すればDH制のパ・リーグが獲得に乗り出すことは確実。ソフトバンク、楽天など複数球団による争奪戦も予想される。来日6年で240本塁打の大砲。今後の動向に注目が集まる。

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2008年10月26日のニュース