岩村 山本昌に見立ててモイヤー攻略だ

[ 2008年10月26日 06:00 ]

フィラデルフィアに乗り込んだレイズ・岩村

 1勝1敗で舞台をフィラデルフィアに移すワールドシリーズ第3戦に備え、レイズの岩村明憲内野手(29)は24日(日本時間25日)敵地で練習。先発するフィリーズの通算246勝左腕ジェイミー・モイヤー投手(45)を中日・山本昌に見立て、攻略に自信を見せた。

 「近いのは星野さん(元阪神)、もしくは山本昌さん。イメージして打席に立つつもりです」。06年までの8年間で打率・307と相性の良かった山本昌の残像は脳裏に焼き付いている。ともに制球を生命線とする技巧派左腕で、45歳のモイヤーはチェンジアップ、43歳の山本昌はスクリューと相手を幻惑する決め球を持つ。今年のオープン戦では2打数1安打1四球。「見下ろすことはないが、自信は持っていく。2打席目以降投げづらくさせられたら。それが自分の仕事」。相手投手に26球を投げさせた第1戦同様、試験台にもなって球筋を後続に示す。
 守備に重点を置いたこの日の練習では「下が硬く、打球が速い」と球場の特徴を確認した。当初心配された天気も、試合開始2時間後には降水確率10%に下がる見込み。敵地だろうと、岩村は一歩もひかない。

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2008年10月26日のニュース