渡辺西武 日本シリーズは「ガチンコで」

[ 2008年10月26日 06:00 ]

渡辺監督(左)はバットを手に涌井の練習を見守った

 相手は決まった。西武・渡辺監督はCS第4戦を都内の自宅でテレビ観戦。かつて何度も対戦した巨人との日本シリーズに「交流戦のころは(巨人は)故障者がいたけど、今の戦力は雲泥の差。勢いも迫力もある。とにかくシーズンでやってきた通りの野球をするだけ」と力を込めた。

 「原さんや篠塚さん、村田さん…。現役の時にやった人がいっぱいいる。対戦できるのはうれしい。原さんにはオープン戦も含めてほとんど打たれてないんだ」。敵将とのシリーズでの対戦成績は8打数3安打1本塁打の打率・375。それでも巨人相手のシリーズ4試合で2勝0敗と、指揮官にはいい印象しか残っていない。

 「やはり(短期決戦は)投手。でも、東京ドームではそうはいかないかな」。ブラゼル、G・G・佐藤両大砲の出場は難しいが、得意の“空中戦”でも負けるつもりはない。11・1開幕投手が有力な涌井も「そのつもりで準備します」と話した。

 「オレは“たぬきさん”じゃないから。日本シリーズはガチンコで楽しみたい」。この日からシリーズへ向けた練習も再開。ナベQ西武が真っ向勝負で日本一の座を奪いにいく。

 ≪事故の片岡が謝罪≫19日に自身が運転する車で衝突事故を起こした西武の片岡が、チームの練習再開に合わせて報道陣に対応。謝罪のコメントを口にした。相手女性は右足首を骨折しており「大変申し訳なく思っています。誠心誠意、対処したい。1日も早く回復してほしいと願っています」と神妙な表情。さらに「こういう事故を起こして、ファンやチームに迷惑をかけてしまい本当に申し訳ありませんでした」と頭を下げた。

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2008年10月26日のニュース