松坂3Aで5回2失点 復帰準備整う

[ 2008年6月17日 10:13 ]

3Aリーハイバレー戦で先発登板したレッドソックス・松坂

 米大リーグは16日、右肩痛で故障者リスト入りしているレッドソックスの松坂大輔投手が、復帰に備えてマイナー、3Aの試合に先発、5回を2失点だった。4回まで無安打に抑えていたが、5回に3長短打1四球と乱れた。奪三振は5個。

 約3週間ぶりのマウンドで、打者に対する感覚を取り戻した。右肩の張りで故障者リスト入りしている松坂が、3Aのリーハイバレー戦で5回3安打2失点とまずまずの投球を披露した。フィラデルフィアから車で約1時間半、アレンタウンにある球場。雨で開始は2時間以上遅れたが「いつも通り試合の準備をした」という。
 胸にレッドソックス傘下「ポータケット」のロゴが入った背番号「18」は、2回に決め球すべて速球で3連続三振を奪うなど、切れのある球を投じ「いかに自分のストレートが投げられるか。この試合でしか試せないことが消化できた」と話した。
 5月27日の登板中に肩の違和感を覚え、10日間はボールを握らせてもらえなかった。当初は最短で選手登録が可能になる6月12日の登板を希望したが、シーズン後半を見越した首脳陣の慎重な姿勢に従った。「焦ってもストレスになるだけ」。シーズン中の休養を前向きにとらえて日々を過ごした。
 最速は93マイル(約150キロ)をマーク。メジャーに復帰する21日のカージナルス戦に向け、準備は整った。(共同)

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2008年6月17日のニュース