虎の連敗止めた!高橋光でかした逆転打

[ 2008年6月17日 22:29 ]

 【神5―3楽】阪神が連敗を3で止めた。2―3の8回に連打で1死一、二塁とし、代打の高橋光が左越えに逆転の2点二塁打。暴投でさらに1点を加えた。9回は藤川が締めて24セーブ目。楽天は8回に勝ち越したが、継投が決まらなかった。

 ≪ズバリ代打攻勢≫岡田監督は終盤に代打攻勢を仕掛けた。1点を勝ち越された直後の8回。1死一塁から代打桧山の左安打で一、二塁とすると、さらに代打に高橋光を送り出した。「ストライクゾーンに来たら、思い切りいこうと思っていた」と高橋光。小山の3球目の151キロを力強く振り切った打球は、左翼手の頭上を越える逆転の二塁打となった。
 逆転打を放った後は、走塁でわかせた。赤星の左安打で三塁へ進み、続く関本の打席で小山が暴投。「迷いがあったが、勢いで行きました」と、関本の制止を振り切って本塁へ滑り込んだ。決して速くはない足が、この回の貴重な3点目を稼ぎ出した。
 キャンプは2軍スタートで、開幕1軍の切符も逃した。それでも腐らなかった。2軍で打率3割2分の好成績を残し、5月25日に念願の昇格。この日の殊勲打が今季5本目の安打だった。
 岡田監督は「いいところに、いい打者を残していた」と采配的中にニンマリ。連敗を3で止めるベテランの一打で、阪神は交流戦優勝へ望みをつないだ。

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2008年6月17日のニュース