宮古 本土チームに負けず甲子園目指す

[ 2008年6月16日 06:00 ]

 第90回全国高校野球選手権記念大会(8月2日から17日間、甲子園)の沖縄大会は15日、1回戦6試合が行われた。14日の開幕試合で延長15回、引き分け再試合となった宮古―浦添工の一戦は、宮古のエース垣花(かきはな)慶彦投手(3年)が連続完投と力投して5―3で2回戦進出を決めた。

 【宮古5―3浦添工】宮古のエース垣花(かきはな)が気合の3失点完投勝利。前日の延長15回、引き分け再試合から通算24回、276球、5時間11分の熱闘を制した垣花は「さすがにきょうは疲れたかも…」とぐったりだ。前夜は右肩、右ひじの周辺を自分で念入りにマッサージ。朝起きて張りを感じたが連投を志願して投げきった。有望な選手が沖縄本土に流出するため、宮古勢の甲子園出場はまだない。「宮古のチームで勝ちたい」と垣花。夢舞台へ宮古の鉄腕が一躍台風の目になった。

 <浦添工 運天「疲れで…」>1点リードの5回、2つのタイムリーエラーが出てまさかの3失点。逆転で再試合を落とした。前日15回を無失点に抑えた2年生右腕、運天・ジョン・クレイトンは5回途中から登板も流れを変えることができず。「先発したかったけど…。疲れでコントロールが乱れた」と運天。“沖縄のダルビッシュ”は来年の雪辱を誓った。

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2008年6月16日のニュース