リーグVでCS1勝アドバンテージ

[ 2008年3月5日 06:00 ]

 プロ野球の実行委員会が4日、東京都内で開かれ、セ、パ両リーグとも今季のクライマックスシリーズ(CS)第2ステージを3勝先勝の5試合制から、リーグ優勝チームに1勝のアドバンテージを与えて4勝先勝の6試合制にすることを決めた。第1ステージは昨年と同じ2戦先勝の3試合制。両ステージとも成績上位チームの本拠地で全試合を実施する。

 この案は1月21日の実行委員会で巨人が提案。レギュラーシーズン1位を重視し、試合数が増えることで収益増も見込める。昨年は巨人などセ・リーグ側が消極的だったことからアドバンテージ導入は見送られたが、わずか1年で変更。豊蔵一委員長(セ・リーグ会長)は「両リーグともに1年間144試合戦ってトップになったチームには、それなりの処遇をするのが当然」と説明した。日程は後日発表されるが、スケジュール的に余裕のないセは6連戦、パは3―3連戦になる可能性が高い。
 昨年のCSではセ優勝の巨人が第2ステージで、第1ステージを勝ち上がった中日に3連敗。日本シリーズ進出を逃した。シリーズは中日が日本ハムを破り、史上初めてリーグ優勝チーム以外で日本一となった。

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2008年3月5日のニュース