選抜大会からスカウト席を設置

[ 2008年3月5日 18:36 ]

 日本高野連は5日、第80回選抜高校野球大会から、春と夏の甲子園大会でプロ野球12球団に2席ずつのスカウト席を設けると発表した。プロアマ関係の健全化が目的で、スカウトはID着用を義務付けられる。

 席はバックネット裏の中央特別自由席。昨年に西武の裏金事件が発覚したことなどを受け、高野連がコミッショナー事務局にIDの発行を要請していた。全出場校が試合を行った日で席の確保は終了。継続使用の希望がある場合は大会本部への届け出が必要となる。

 高野連の田名部和裕参事は「スカウトの提案で加盟校にプロで使用済みのボール贈呈も行っている。スカウトに尊敬の念を表す意味もある」と話した。地方大会でもID着用を求めていく。

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2008年3月5日のニュース