松井秀 外野に打球飛ばない!

[ 2008年2月24日 06:00 ]

フリー打撃で、チェンバレンの球を見送るヤンキースの松井秀

 ヤンキースの松井が今季初めて現役投手とフリー打撃で対戦した。最速163キロを誇るチェンバレン相手に10球、ケネディ相手に5球打席に立ち、6スイングしたが打球は1本も外野に飛ばなかった。仕上がりの早い投手に比べて、打者はまだ目慣らしの時期。「速いよ、やっぱり。まずはボールを見ることかな」と振り返った。

 常々、開幕までに「60打席前後立つことでベストになる」と話している松井。例年なら軽くクリアするノルマだが、右ひざ手術明けの今季は、まだ実戦のメドが立たない。連戦も厳しく、オープン戦での打席数も減る可能性が高いため、打撃面の調整にも影響を及ぼしかねない。地元紙記者からは負担の少ない一塁での起用について質問があったが、ジラルディ監督は完全否定。松井の右ひざの回復具合は、チームで最大の懸案事項になっている。

 ≪井川 今キャンプ最多114球≫ヤンキースの井川が、早出でブルペン投球を行い、今キャンプ最多の114球を投げ込んだ。これで15日のキャンプイン以降の総投球数は、チーム内では断トツに多い460球。投げ込んで肩をつくるタイプだけに「時間とか球数を気にせず、好きなようにできている。投げ込みたい球数は具体的じゃないけど、大体の感じはある」と納得の練習を続けている。23日はフリー打撃に登板予定で「ストライクが入るように、気持ち良く打たせられるように」とテーマを設定した。

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2008年2月24日のニュース