マー君死角なし! 中田から三振

[ 2008年2月24日 19:03 ]

楽天との練習試合の2回、空振り三振に倒れた日本ハム・中田。投手田中、捕手は井野

 昨季の新人王が、シーズンへ向けて着々と調整を進めている。楽天の田中が日本ハムとの練習試合に先発。初の対外試合で4回を4安打1失点にまとめた。「いい球が結構いっていたんじゃないかと思う。順調といえば順調ですね」。投球内容を振り返る口調も力強い。

 観衆を最も沸かせたのは、「意識したし、抑えようと思った」という新人、中田(大阪・大阪桐蔭高)との対戦。2回の第1打席では、内角速球を見せてから立て続けにスライダーで空振りさせ三振を奪った。四回の2打席目はストレートの四球だったが、まずは貫録を見せつけた格好だ。

 多少力みが見られる場面もあったが、最速149キロを記録した直球は威力十分。持ち味の多彩な変化球もさえ、4三振を奪った。「二死からの失点がもったいない。カウントを悪くすることが多かった」という反省の弁も、裏を返せば公式戦を想定した場合の投球術に課題を残すのみということだろう。

 野村監督は「若いのにおごるところもない。心配ない」と人間性も評価している。いまのところ、2年目の19歳に死角は見当たらない。

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2008年2月24日のニュース