里崎ニヤリ 中田に打たせて“丸裸”

[ 2008年2月24日 06:00 ]

 【ロッテ10-4日本ハム】ロッテ・里崎にとっては想定内の一発だった。中田に喫した2ラン。内角直球を3球続けて要求した意図は、本番を見据えての配球だった。

 「もっと早く打てよと思っていた。もう少し(内角を)うまく使えば面白い結果になる。オープン戦でいくら抑えてもしようがない。いい練習になりました」。結果的に甘く入って打たれただけ。93年、ヤクルト・高津(現カブス)が巨人の怪物ルーキー松井(現ヤンキース)の得意コースを確認しようとして、プロ初本塁打を献上したのと同じだ。里崎は4回の打席でも内角への対応をチェックした。日本ハムとは3・20開幕戦(札幌ドーム)で激突。以前に話した通り、開幕前に餌をまいて大物新人を丸裸にする狙いを実践したにすぎないというのだ。「シミュレーション完成。本番では打ち取る」。出るクイは公式戦で叩く。

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2008年2月24日のニュース