オリックス パウ交渉経緯の文書公開

[ 2008年2月6日 19:35 ]

 オリックスの中村勝広球団本部長は6日、ジェレミー・パウエル投手との契約問題をめぐって4日にソフトバンクを交えてパ・リーグ連盟と会談した際、小池唯夫会長あてに提出した文書を報道陣に公開した。

 契約合意に至るまでの交渉の経過などをまとめた文書では、パウエルの代理人から「最終的に合意した」との電子メールが届いたことなど8項目を列記。既に神戸市内にパウエルの住居を確保し、本人の荷物を運び入れていることや、背番号が「50」に決まったのは本人の希望だったことなどもつづられている。中村本部長は「経緯については口答で話してきたが、既成事実として説明するために配布した」と意図を明かした。
 また、中村本部長はソフトバンクに優先権があるなどとした同連盟の勧告について「非常に不満を覚える。憤りを感じている」と話し、あらためて受け入れない姿勢を示した。

 ▼オリックスが公開した文書の要旨
 (1)統一契約書にパウエル直筆のサインがある。
 (2)サイン済みの契約書には「一緒にやれることを楽しみにしている」とつづった本人直筆の書類が添付された。
 (3)1月11日付で契約合意し「最終的に合意した」との代理人からの電子メールも届いた。
 (4)本人確認のもと1月11日に契約合意を発表し、背番号が「50」に決まったのも本人の希望。
 (5)当球団の外国人選手は監督も含めて同じアパートに住むが、本人の希望で神戸市内の別の住居を確保した。
 (6)住居に本人の荷物を既に運び入れている。
 (7)1月25日付でパウエルの「在留資格認定証明書」を取得した。
 (8)契約合意に対して本人および代理人から1度も異議は来ていない。

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2008年2月6日のニュース