グライ 黒ソックスで投球練習

[ 2008年2月6日 06:00 ]

投球練習を終えた巨人・グライシンガーはサムアップする(右は原監督)

 巨人のセス・グライシンガー投手(32)が5日、初のブルペン入りし、阿部を相手に44球の投球練習を行った。

 右手に握られていたのは白球ではなく、真っ黒なソックスだった。そのままシャドーピッチングを5度繰り返すと、直球30、チェンジアップを14球投じた。「感触は良かった。(ソックスは)試合前でもやっている。タオルと同じだよ」

 3日夜にアディダス社に急きょ黒いソックスを注文。投球を見守った原監督が「球を長く持てるし打者を長く見られる。考えてやっている」と評したように、リリースポイントを限界まで打者に近づける確認作業のための秘密兵器だった。

 投球後にはインターバル走を繰り返し「きょうはブルペンで投げたからね」と自らに課したメニューを居残りでこなした。きょう6日にはスピニングマシンと呼ばれる専用の自転車マシンが、宮崎の宿舎に搬入される。さまざまな負荷を設定できるもので、開幕後は東京ドームにも備える予定だ。マイソックスと、マイ自転車。昨季のセ最多勝右腕は、開幕へ入念な準備を進めている。

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2008年2月6日のニュース