スノーボードクロス ゲート故障で手動スタートに変更 ゴムチューブを使用

[ 2018年3月12日 15:06 ]

平昌冬季パラリンピック   男子スノーボードクロス ( 2018年3月12日 )

スノーボードクロスのスタートゲート(AP)
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 平昌冬季パラリンピック第4日の12日、男子スノーボードクロスの各クラスが行われ、スタートゲートのトラブルが相次いだ。LL1(大腿障害)の決勝トーナメント1回戦では、日本の小栗大地(37=三進化学工業)の対戦相手であるアンドレ・シントラ(38=ブラジル)側のゲートが開かず、再レースとなった。

 この日は、たびたび片側のゲートだけ開かない不具合があり、その都度整備が行われ競技が中断。予選7位で決勝Tに出場した小栗のレースでもこの日3度目の不具合が発生し、シントラはスタートを切れず、小栗のみがスタート。そのまま1人で滑り、フィニッシュラインを通過した。

 整備終了後、再スタートとなったが、このレースからゲートを用いず、ゴムのチューブをゲート代わりに用い、係員が同時にチューブを手から離し、手動でスタートの合図をする方式となった。

 小栗は再レースの末、勝利したが、続く準々決勝で敗退しメダルには手が届かなかった。また、同じく決勝Tに進出した山本篤(35=新日本住設)は、1回戦で敗退した。

 予選の2本を含めて、決勝に進出すれば計6本を滑る必要がある男子スノーボードクロス。ゲートの不具合が発生するたびに長時間の中断を余儀なくされ、競技の進行は大幅に遅れた。

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