鶴竜 完勝発進、一人横綱の務め果たす「チャレンジ伝えたい」

[ 2018年3月12日 05:30 ]

大相撲春場所初日 ( 2018年3月11日    エディオンアリーナ大阪 )

千代大龍(右)を寄り切りで退ける鶴竜
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 一人横綱の鶴竜は務めを果たした。千代大龍に低く当たって、左を差し、落ち着いて前へ。初場所で痛めた右手薬指などに不安を残す中、危なげない内容で快勝し、「立ち合いが良かった。痛いからといって、変な相撲を取らないようにと思った」と納得顔だった。

 休場した白鵬、稀勢の里と同様にケガを抱えながらも「ケガに負けたくない。諦めたくなかった」と出場を決断。7年前の震災後に訪れた被災地での経験が、支えの一つになっている。「自分たちが行くことで喜んでもらえた。お相撲さんになって良かった」。元気な姿を見せることで喜んでくれる人がいることを知っている。「自分らしい相撲で、チャレンジしていることを伝えたい」と話した。

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2018年3月12日のニュース