竜電　隠岐の海に隙なし快勝、好スタートも慎重「集中したい」

大相撲春場所初日 （ 2018年3月11日    エディオンアリーナ大阪 ）

隠岐の海（左）を寄り切り、白星発進した竜電
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　新入幕の初場所で１０勝を挙げて敢闘賞を受賞した竜電が、隠岐の海に付け入る隙を与えなかった。低く当たってすぐにもろ差し。前に出ながら相手の右上手を取り、寄り切った。「自分は攻めるだけ。それだけに集中した」。三役経験のある実力者に対し、狙い通りの相撲を取り切った。

　１２年九州場所で十両に昇進しながら、股関節の負傷で序ノ口まで落ち、そこから新入幕を果たした苦労人。白星発進にも「（乗っていけるか）まだ分からない。場所は長いので、しっかり集中していきたい。いい相撲を取っていきたい」と慎重な口ぶりだった。