貴乃花親方 場所中に会場に姿を現さない訳説明「極めて難しい状況」

[ 2018年3月12日 21:33 ]

貴乃花親方
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 貴乃花親方(45=元横綱)が12日、貴乃花部屋の公式サイトで貴ノ岩が正面玄関から入退場しない理由や、貴乃花親方が場所中常時滞在できない理由を説明した。

 貴乃花親方は、春場所2日目のこの日も会場のエディオンアリーナ大阪に姿を現さなかった。役員待遇委員の同親方は本来、役員室に常駐の必要がある。

 貴乃花親方は「貴ノ岩は、頭部に負った傷の回復状況から、心身への影響や後遺症等について予断は許さない状況であり、担当医師等と連絡を取りながら慎重に見極めていく必要がございます。そのため、私は、場所中、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)に常時滞在することは極めて難しい状況でございます。また貴ノ岩の心身への影響を鑑み、正面入口からの出入りをご容赦いただく場合がございます。ご理解の程、よろしくお願い申し上げます」と説明。このことは「日本相撲協会にも、その旨ご説明させていただいております」としている。

 貴ノ岩は11日、混乱を避けるように人目につきにくい場所から会場入り。 力士は通常、正面玄関から入場しなければならず、春日野広報部長(元関脇・栃乃和歌)は貴ノ岩に注意したことを明かした。また、役員待遇である師匠の貴乃花親方は、会場内の役員室には姿を現さなかったと報じられたことを受け、説明したようだ。

 同親方は元横綱日馬富士による貴ノ岩の傷害事件について、協会の対応に問題があったとして、内閣府の公益認定等委員会に告発状を提出している。

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2018年3月12日のニュース