バイキングスが6連勝 QBキーナムが予想外の大活躍

[ 2017年11月20日 13:10 ]

勝利に貢献したバイキングスのQBキーナム(AP)
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 地区首位同士となった一戦が19日にミネアポリス(ミネソタ州)で行われ、NFC北地区1位で地元のバイキングスが24―7(前半7―7)で同西地区1位のラムズを下して6連勝で8勝2敗。QBケース・キーナム(29)が38回中27回のパスを通して280ヤード、1TDをマークすれば、そのメーン・ターゲットとなったWRアダム・シーレン(27)は6回のレシーブで123ヤードと1TDを記録。RBラタビアス・マーリー(27)も15回のキャリーで95ヤードと2TDを稼ぐなど、バランスのとれたオフェンスで相手守備陣をかき回した。

 キーナムは昨季ラムズに在籍。シーズン途中でドラフト全体トップで指名されたジャレッド・ゴフ(23)に先発の座を明け渡したが、そのゴフとの直接対決で勝利を収めた。

 キーナムは「自分はプレーするためにここにいる。このチームのためにベストのプレーヤーでありたい」と納得の表情。もともとバイキングスのエースQBは2014年のドラフトで1巡目(全体14番目)に指名されたテディー・ブリッジウォーター(25歳)だったが、左膝の故障でここ1年半ほど戦列から離脱。その穴を埋める補強として2010年のドラフトで全体トップ指名を受けたサム・ブラッドフォード(30)をイーグルスから獲得したが、そのブラッドフォードは今季開幕戦(対セインツ)で左膝を痛めて今季の出場は絶望となっていた。

 ブリッジウォーターは2週間前に登録されたが、マイク・ジマー監督(61)は、ヒューストン大から25歳になってドラフト外でようやくNFL入りを果たした“雑草系”のキーナムを起用。バイキングスは意外なヒーローの出現で快進撃を続けている。

 一方、ラムズの連勝は4で止まって7勝3敗。ゴフは37回中23回のパスを通して225ヤードを獲得したが、5試合ぶりにTDなしに終わった。

 なおバイキングスは「中3日」となる23日の感謝祭ゲームでNFC北地区2位のライオンズ(6勝4敗)と対戦。ラムズはこの日レッドスキンズを34―31で下して8連勝を飾ったNFC南地区1位のセインツ(8勝2敗)と26日に激突する。

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