評議員会 池坊保子議長 貴ノ岩に説明求める「被害者がどうだったかきっちりと」

[ 2017年11月20日 17:21 ]

評議委員会を終え、記者会見する池坊保子氏
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 日本相撲協会は20日、東京・両国国技館で定例の評議員会を開いた。会議後に池坊保子議長が記者会見し「貴ノ岩さんも相撲協会の一員なので、危機管理委員会の求めに応じて自分はこうだったという説明をなさるべきと考えている。被害者がどうだったかきっちりと説明する必要がある」と渦中の本人にメッセージを送った。

 会議後に尾車事業部長(元大関・琴風)から横綱・日馬富士(33=伊勢ケ浜部屋)の暴行問題についての報告を受けたといい「事実関係を発表するのが遅れたと思う。時系列だけはしっかりともっともっと説明する必要があると強く申し上げた」と協会の対応にも苦言を呈した。それを受け尾車親方は「しっかりと対応していきたい」と応えたという。

 また、2通の診断書があることについては「もう一度診断を受けて、その診断書が出されるべきだと考えている」と話した。

 出席した他の評議員からは「事実関係をマスコミやファンに説明する義務がある」「本場所という大切なときにこういう問題が起きたことを残念」などの声も挙がったという。

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2017年11月20日のニュース