日馬富士「貴ノ岩の態度に腹が立ち殴った」 鳥取県警に説明

[ 2017年11月20日 10:54 ]

両国国技館を出る日馬富士
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 大相撲の横綱日馬富士(33)が平幕貴ノ岩(27)を暴行し負傷させた問題で、日馬富士が鳥取県警の事情聴取に対し、「(現場となった鳥取市内のラウンジでの)貴ノ岩の態度に腹が立ち、殴った」という趣旨の説明をしていることが20日、関係者への取材で分かった。

 日馬富士は17日の聴取で、「素手で殴った」などと暴行を認め、ビール瓶での殴打は否定している。県警は、食い違いがみられる同席者らの証言と合わせて分析した上で、日馬富士を再聴取する方針。

 同席した横綱白鵬の聴取は、九州場所の後に行われるとみられる。

 一方、日本相撲協会の危機管理委員会による貴乃花、伊勢ケ浜両親方の事情聴取も九州場所後に行われるとみられることが20日、協会関係者への取材で判明。協会関係者は暴行問題を年内に決着させる意向を示した。

 関係者によると、日馬富士が激高したのは、白鵬に生活態度を注意されていた貴ノ岩が、話の最中に、知人から連絡が来たとしてスマートフォンを操作したことがきっかけとされる。

 県警は、ラウンジでのトラブルだけでなく、それ以前の2人の関係を含め、暴行に至った経緯の確認を慎重に進める。

 酒席には、他に横綱鶴竜や照ノ富士らモンゴル出身力士と、日本人力士や地元関係者らが同席していた。

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2017年11月20日のニュース