米大学アメフトで快挙!最高齢55歳の選手が試合出場「人生最良の日」

[ 2016年11月20日 14:04 ]

フットボール会場の概観 (AP)

 たった3ヤードのランだったが、それは間違いなく快挙だった。19日に行われた米国の大学フットボールの試合で、サウス・カロライナ州立大のRBジョー・トーマス・シニアが全米大学体育協会(NCAA)1部での試合では最高齢となる55歳での出場を果たした。

 トーマス・シニアの息子はプロフットボールNFLのパッカーズで活躍するLBジョー・トーマス・ジュニア。昨年プロ入りしたが、父親シニアと同じくサウス・カロライナ州立大でプレーしていた。シニアはそこで対戦相手のプレーを仮想するスカウトチームとして練習を手伝いながら、試合出場への希望を持ち続けていたという。

 そして、その願いがついに実現する瞬間が。55歳の4年生RBは第1Qに歴史的なボールキャリー。試合出場はこのプレーだけだったが、1回3ヤードの成績に本人は「人生最良の日になった」と大満足だった。高校では地元のスター選手。しかし、卒業後に大学へは通わず、フットボールでのキャリアはとっくに終わったはずだったが、長い時を経て再びフィールドに立つ日が訪れたのだった。

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2016年11月20日のニュース