Bリーグ中地区首位・川崎快勝 1メートル98の永吉が存在感

[ 2016年11月20日 05:30 ]

バスケットBリーグ新潟―川崎 第3クオーター、シュートを放つ川崎・永吉=新潟市東総合SC

 中地区首位の川崎は新潟に95―79で快勝し、12勝3敗とした。新潟は8勝7敗。川崎は永吉佑也(25)やニック・ファジーカス(31)らが着実に得点を重ねた。西地区トップの三河は京都を78―69で退けて11勝目(4敗)を挙げ、東地区ではA東京が北海道を89―68で下し、12勝3敗とした。

 旧ナショナルリーグ(NBL)最後の覇者が試合巧者ぶりを発揮した。川崎は第2クオーターにゴール下の攻めを徹底し、試合の流れを引き寄せた。この10分間で存在感を示した身長1メートル98の永吉は「思い切りいこうと思っていた通りにできた」と誇った。

 第2クオーターはルールに基づき、両チームともコートに立てる外国人選手は1人。マークする相手の日本選手に対し、高さで勝る永吉にボールを集める作戦が的中し、前半で16点のリードを築いた。後半も選手全員が走り負けず、悠々と逃げ切った。

 レギュラーシーズンの4分の1を消化し、点取り屋のファジーカス、辻ら能力の高い選手をそろえるチームは着実に白星を重ねている。この試合のように、状況に応じた戦い方に磨きをかければ、さらに勢いは増しそうだ。北監督は長丁場の戦いを見据え「戦いながら最強のチームにしていければ」と自信を示した。

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2016年11月20日のニュース