日本初開催に「じ－んときた」ソフトバンク５位発進　ア杯前哨戦

　世界最高峰のヨットレース、アメリカズカップ（ア杯）前哨戦のワールドシリーズ（ＷＳ）第９戦は１９日、福岡市で開幕して６艇による３レースが行われた。日本からは２０００年以来の参戦となっているソフトバンク・チーム・ジャパンは第２レースを制したが、合計２１点で５位発進となった。ランドローバーＢＡＲ（英国）が２７点で首位、来年のア杯（英領バミューダ）で防衛を目指すオラクル（米国）が１点差の２位。

　１８５１年に始まった伝統のレースはアジア初開催。ソフトバンクは第１レースで５着に終わり、第２レースでは１着となって１０点を獲得したが、第３レースでは６着だった。ソフトバンクの早福和彦総監督は「（日本初開催に）感動して、じーんときた。僕が生きている間にできると思っていなかった」と話した。最終日のきょう２０日は配点を２倍にし、３レースが行われる。